2026年4月3週振り返り(米国の訃報)
おはようございます!週間ではダウ平均が3.20%高、ナスダック総合が6.84%高、S&P500が4.49%高でした。
今週は4月13日に相場見通しを中立から弱気に変更しています。理由はトランプ大統領がホルムズ海峡を逆封鎖したからです。私はその行為自体を米国の信頼の低下とみなし、ポジションを最小限にすると言う決断を行いました。その後マーケットは停戦期待により上がっていますが、本質は変わっていないと考えています。金曜日にホルムズ海峡が解放されたという報道により急騰していますが、静観したいです。
そもそもまだ停戦の延長さえ合意されておらず、またホルムズ海峡が解放されたからと言ってこれまで破壊されてきた原油施設の復旧には時間はかなりかかるでしょうし、原油価格が元の60ドル程度に直ぐ下がるとは考えづらいからです。つまりインフレの長期化を想定しています。今はマーケットは楽観の最中に在りますが、そもそもS&P500の7000ポイントから上はかなりバリエーションが高く買いづらいです。
ここの所、マーケットが上昇している要因の一つにAIの再評価があります。確かにAIが企業の生産性を上げています。実際大手銀行は数千人単位で解雇しているという事を決算で述べています。それは企業利益にとって有用ですが、雇用には悪影響を及ぼします。つまり景気の解釈に難しい余地を生んでいます。その点でもAIに関してもう少し離れた視線で見ていたいと考えています。
話題はかわりFRB議長についてです。ウォーシュ次期議長の承認ですが、厳しい状況です。何故ならパウエル議長を刑事捜査の対象としている事を理由とし、共和党のティリス議員が反対しているからです。私もパウエル議長が何故刑事捜査の対象になっているか全く理解できません。そしてパウエル議長は議長の任期終了後も理事として残ることを述べています。
トランプ大統領は例の如く、パウエル議長を解任すると言っていますが、彼には権限がなく、解任できるなら既にしているでしょう。ただウォーシュ次期議長は難しい状況だと思います。今は戦争によりインフレが上昇しています。そして彼がトランプ大統領の要求通り利下げを述べれば、彼の信頼が落ちるからです。いずれにしてもウォーシュ次期FRB議長が信任されるかはまだ分かりません。
最後に私は軍事分析者ではありません。つまり上昇相場は金融政策によって体現されるべきであり、それは金融相場、業績相場、リセッションの繰り返しによって実現されます。ですから金利だけで判断すると、まだ利下げが終わったとは言える段階ではありません。ならば利下げが終わってからでもポジションを増やすのは遅くないと思います。
つまり本当の上昇相場は、利下げが終わった後の金融相場、その後の業績相場にあり、戦争の一時的な上下を取る事は本質ではないのです。戦争の本質も、原油価格の上昇によってインフレが定着してしまわないかをまず見るべきで、合意がどうのとか、そういう話でポジションを動かすべきではありません。今回の見通しも米国の信認が地に落ちたと言う理由で変えているのです。
今週もお疲れさまでした。今週はまずレコーディングがありました。そして週末はリハがあります。新しいドラムが入り、非常に楽しみにしています。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。