2023年12月4週振り返り(テスラ)

おはようございます!週間ではダウ平均が0.22%高、S&P500が0.75%高、ナスダック総合が1.21%高となり、3指数がそろって8週続伸しました。

11月PCEデフレーターは前年同月比2.6%と予想2.8%前回2.9%を下回りました。またコアも前年同月比3.2%と予想3.3%前回3.4%を下回っています。更に住居費を除くコア、スーパーコアは前月比0.1%まで低下しています。やはりインフレが低下すれば、実質金利が上昇し、インフレがより低下する、と言う構造となっていることが分かります。と言うよりもこのインフレ鈍化のペースは早すぎるように感じます。

このペースでインフレが鈍化していくとインフレターゲット2%達成はおろか、2%以下の世界が見えてしまいます。その原因はやはり5.25%と高すぎるFF金利にあります。実質金利=FF金利‐インフレ率です。インフレ率が下がれば下がるほど実質金利が上昇し、金融引き締めが加速していく事が分かります。そのペースを和らげるには、FF金利を下げる、つまり利下げしかないのです。

よって3月利下げの確度が高くなってきました。CMEfedwatchでも約90%3月利下げを織り込んでいます。またFRBが来年3回の利下げを示唆したにもかかわらず、6回の利下げをマーケットは織り込んでいますが、そこはあまり関係ないと考えています。半年先の未来など分からないからです。いずれにせよ、来年3月には利下げがある可能性が高く、そしてそれまでもう3ヵ月しかないのです。

此れから利下げまでの3ヵ月、果たして株を売り込むチャンスはどの程度あるかですが、もうほどんど残っていないように感じられます。そして利下げによりバリエーションが上昇します。今PERは19倍ですが20倍までは見れるでしょう。となるとEPS250とするとS&P500の5000ポイントが見えてきます。そして今が金融相場の始まりとすれば、此れから数年株にとって良い時期が訪れようとしているのが分かります。

ところでマグニフィセント・セブンと言われるハイテク大手7社は今年75%上昇しています。それに対してS&P500は23%上昇です。マグニフィセント・セブンの上昇が際立っている事がわかります。また時価総額ベースでもS&P500の30%を占めるまで膨れ上がりました。その中で不調なのがテスラです。テスラは3年前にS&P500に採用されて以来11%上昇しています。しかしその間S&P500は28%上昇しているのです。

私はテスラと言う銘柄が嫌いではありません。EVは環境保護に役立つと言われていますし、推進する意味はあると考えるからです。ただトヨタの推進するHVとどちらが良いかは分かりません。一時期全ての自動車がEVに変わっていくという流れでした。しかしチャージの問題を含め環境はまだ整っているとは言えません。HVならガソリンを使いながら電気も使い、既存のガソリンスタンド等の設備も変更する必要がありません。

また果たして次世代の自動車がEVで良いかも定まっていません。分からない事ばかりなのです。エネルギー問題、環境問題、確かに非常に重要です。化石燃料だけに頼るのは地球温暖化対策としては間違っていることも確かです。しかし我々はコロナショック後、原油価格が戦争などにより急騰した事を忘れません。インフレコスト、エネルギーコスト、問題は様々に膨れ上がり、すぐには解決できない事が分かります。

テスラのパフォーマンスが冴えないのは其処に在るかもしれません。環境コストだけ考えれば確かに今の所EVが優勢かもしれません。しかし多分世の中はバランスなんだと思います。今の所化石燃料の消費をゼロにすることは出来ません。問題はどれだけ減らすだけでなく、どういったペースで減らしていくかなんだと私は考えています。その答えが若しかしたら将来のテスラの株価に反映されていく可能性があるので、私はテスラに注目しています。

今週もお疲れさまでした。今週は外食を少々、あとは風邪がまだ残っていたので家でのんびり過ごしました。まだのどが痛いですね。長引いています。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。

2023年12月3週振り返り(再・早期利下げ)

おはようございます!週間ではダウ平均が2.92%高、S&P500が2.49%高、ナスダック総合が2.85%高とそろって7週続伸しとなりました。

注目のFOMCはFF金利を5.25%で据え置きました。また来年のドットプロットを現行の水準から75bps下の4.50%とし25bpsの利下げを3回示しています。更にパウエル議長は『今日の会合で利下げのタイミングを協議した』と近く利下げがあると示唆しました。個人的には早期利上げの示唆は想定内でしたが、マーケットコンセンサスはもう少しタカ派寄りだった為、金利が急落しドルが下落、株価が上昇しています。

特に将来のFF金利に敏感に反応する2年債利回りは4.3%台まで急低下、それに連れられ長期金利も4%を下回りました。私の先々週の振り返りのタイトルは早期利下げでした。今回のFOMCによりそれは現実的なものとなったのです。先々週の振り返りで早期利下げが行われる理由は、インフレ低下により実質金利が上昇し利上げ効果が増幅するという事でした。正にFRBはそれを恐れているようでした。

実際、FRBは足元の10-12月期について、変動の大きい食品とエネルギーを除くコアの物価上昇率の見通しを前年同期比3.2%と、9月時点の3.7%から引き下げています。また、来年末のコアインフレの見通しは9月時点の2.6%から2.4%に引き下げました。思った以上にディスインフレが進んでいるのです。つまりインフレが下がれば下がるほど、FF金利水準が高いままだと、実質金利が上昇し、更にインフレが下がるのです。

FRBのデュアルマンデートは雇用の最大化とインフレの安定です。パウエル議長は『FOMCは現状維持が長すぎる場合のリスクを認識』と発言しています。つまり引き締め過ぎによる雇用の悪化を避けたいのです。それは今までのインフレの鈍化だけをターゲットにしていた政策の転換とも言えるでしょう。雇用とインフレどちらもターゲットにしてソフトランディングを目指す政策に転換したのです。

では何故今回私は利下げが買いだと言い切れるのでしょうか。一般的に利下げはマーケットが崩れる要因となります。何故なら金融緩和による金融相場から利上げと共に株価が上昇する業績相場に移り利上げがストップした後はほとんど景気後退が訪れるからです。これ以上利上げする必要、つまり景気にブレーキを掛ける必要がなくなった後は景気後退が訪れます。そして利下げが行われるのです。

しかし今回は金融相場の後、インフレ亢進が進みFRBが急速に利上げを行いました。つまり業績相場が訪れなかったのです。つまり通常は金融相場→業績相場→リセッションの流れですが、今回は金融相場→FRBの急速な利上げによる下落相場→金融相場の流れになるのです。それは2019年の予防的利下げのケースに近いでしょう。2019年夏にFRBは景気後退が訪れる前に25bpsの利下げを3回行っています。

その当時米中貿易摩擦によりマーケットは不安定で8月には逆イールドになるほど景気は悪化し始めていました。しかし先述の3回の利下げにより株価は上昇トレンドになり、翌2020年2月のコロナショックまで上昇相場が続いたいのです。私は今回もそれに近い状況になると考えていて、だからこそ利下げは買いだと判断しているのです。そしてその利下げがいよいよ近づいて来ました。だから株価は下がらないのです。

運用面で一つだけ懸念材料があるとするとドル安によるドル円の下落ですが、ある程度は株価の上昇が打ち消してくれると考えています。またヘッジ部分の先進国債券と金は為替ヘッジをしており、ポートフォリオ全体に対してドル安に対してもある程度ヘッジしてくれると期待しています。先進国債券と金を為替ヘッジありにした理由は、金利低下によるドル安に対して逆の動きをしてくれるからです。

今週もお疲れさまでした。今週は風邪がまだ残っておりゆっくり過ごしています。2週間以上と意外と長引きました。皆様も年末風邪が流行っているみたいなのでお気を付けください。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。

2023年12月2週振り返り(押し目待ちに押し目なし)

おはようございます!週間ではナスダック総合が0.69%高、S&P500が0.21%高となり、ダウ平均も0.01%高とわずかながらプラス圏で終了、3指数がそろって6週続伸を記録しました。S&P500は先週金曜日に終値での年初来高値を更新しましたが、この日は日中高値でも年初来高値を更新し、2022年3月以来の水準まで上昇しています。

注目の11月雇用統計、失業率は3.7%と予想3.9%前回3.9%より低下し、強い雇用が示されました。マーケットは利下げ時期が伸びるとの思惑から、一瞬株売りで反応しましたが、すぐ戻しています。またその後発表されたミシガン大学1年先期待インフレ率が3.1%と予想4.3%前回4.5%を大幅に下回りS&P500は4600ポイントを上抜けました。ここ最近の株価は正に押し目待ちに押し目なしと言った様相を呈しています。

FRBのデュアルマンデートは雇用の最大化とインフレの安定です。其れは一般的には相反する命題だと考えられています。つまり雇用が最大化するような環境ではインフレは亢進するのです。しかし雇用とインフレの関係が今、乖離してきている可能性が高いです。つまり利上げによりインフレは低減しているにもかかわらず雇用は悪化しないという事です。考えられる要因は雇用にもインフレにもあります。

まず雇用が強い理由、10月JOLTS求人件数は873.3万件と予想930万件前回935.0万件を下回りましたが、依然高水準、つまり雇用機会が豊富にあることは確かです。その為企業側は通常より解雇を避けている可能性が高いです。企業側にとって再雇用が難しい状況だからです。それが利上げにより景況感が悪化しているにもかかわらず雇用だけが力強い要因と考えています。

次にインフレが順調に逓減している理由、コロナ禍でサプライチェーンの断絶により例えば車載半導体の供給不足が起こり自動車の価格が高騰しました。しかし今逆の事が起こっている可能性が高いです。つまりサプライチェーンが順調に回っている為に供給価格が低下しているのです。利下げは投資意欲の低下が起こり需要サイドを弱めますが、サプライチェーンの回復の話は供給サイドの話なのです。

また中国のデフレも大きいでしょう。中国は今不動産やシャドーバンキングに大きな問題を抱えています。平たく言うと不良債権問題です。そのような事態では消費意欲は低下します。だからいま中国ではデフレが起きています。中国はデカップリングが進んでいるとはいえ未だ世界の工場です。その世界の工場から輸出される製品価格が下がっているのです。そしてこの3つの要因はFRBの利上げ効果とは関係のない所なのです。

その関係のない所で雇用が好調で且つディスインフレが進んでいることに加え、更に利上げにより景況感は徐々に悪化し価格に低下圧力が加わります。それが今の順調なディスインフレに繋がっていると考えています。いずれにせよディスインフレが順調ならば、将来の利下げは確実に訪れる訳で、だから株に押し目が訪れていないと考えています。一方ドル円は今週大きな動きがありました。

植田日銀総裁がゼロ金利解除について『チャレンジング』と表現したことがきっかけでドル円が急落したのです。細かい値動きはどうでもよいのですが1日で5円以上もドル円が動いた事実に憤りを感じています。そもそもYCC修正時に植田日銀総裁は『不必要な金利あるいは為替レートのボラティリティの上昇を招いてしまうリスク』に言及し、それを防ぐことに注力すると述べています。

しかし今回の『チャレンジング』の発言は明らかに不用意な発言で、為替市場に無駄なボラティリティを与えてしまいました。しかもそもそも実質賃金は10月2.3%減少しています。CPIもピークを示しています。一体今利上げする意味は何処にあるのかは、私には理解できません。ただ米国が利上げを終え利下げに向かう中、焦って利上げしようとしているようにしか見えません。

今週もお疲れさまでした。今週は風邪が大分良くなってきたので、通いのスナックに久しぶりに歌いに行きました。来週はアキバのセッションバーで遊ぶ予定です。年末忘年会シーズンですがあまり予定を詰めずのんびり過ごしたいですね。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。

2023年12月1週振り返り(早期利下げ)

おはようございます!週間ではダウ平均が2.42%高、S&P500が0.77%高、ナスダック総合が0.38%高と主要3指数がそろって5週続伸となりました。

10月PCEデフレーターは前年同月比3.0%と予想3.0%と一致も前回3.4%を下回りました。コアも前年同月比3.5%と予想3.5%と一致も前回3.7%を下回っています。ディスインフレは順調に進んでいると言って問題ないでしょう。また欧州のHICPも2.4%と予想2.7%前回2.9%を大幅に下回っています。欧州はこの勢いでインフレ鈍化が進むとデフレと言うところまで行きそうで、それを防ぐには早期の利下げが必要だと考えています。

米国も同様でインフレ鈍化が進めば進むほど、FF金利の5.25%と言う水準は相対的に実質金利を高くします。そうなると急速に景況感が悪化する可能性が高くなるのです。FRBのデュアルマンデートは雇用の最大化とインフレの安定です。優先順位は今まで確かに高すぎるインフレ率でしたが、ここまでインフレ率が下がってくると雇用の最大化も考慮しなければなりません。つまり景況感の急速な悪化は防ぐべきなのです。

そうなると来年5月が利下げのコンセンサスですが、もっと早い3月利下げも可能性はあると考えています。実際今週ウォラーFRB理事は『インフレ率がさらに数か月間低下し続ければ、政策金利を引き下げる根拠は十分にある』とFRB高官の中では初めて利下げに言及しています。そんな中金曜日、注目のパウエル議長発言でしたが『金融緩和の時期を推測するのは時期尚早』とまだ利下げの時期を考えるべき時ではないと述べました。

また『適切であれば追加引き締めの用意がある』と追加利上げに含みを持たせましたが『政策金利は景気抑制的な領域に深く入った』と現状のFF金利水準が十分景気にブレーキを掛ける水準まで十分に来ていると言及しています。結局今後のアクションはデータ次第という事でしょう。其れならば何のデータが重要かですが、まずは勿論CPIです。インフレ指標が確実に鈍化していけば利下げは近くなります。

具体的にコアが2%台に入れば利下げの可能性は高くなるでしょう。次に雇用統計、失業率が4.2%を越えてくれば利下げせざるを得ないと考えます。つまり今見るべきはインフレ率と雇用で、先ほどのFRBのデュアルマンデートに戻るのです。ただ個人的には思った以上に利下げは早く来る可能性が高いと考えています。具体的には来年3月です。それはやはりインフレ率とFF金利水準の関係に寄ります。

昨年6月ごろCPIは9%を付けていました。その時のFF金利は1%程度でした。これは1%でお金を1億円借りてトマトケチャップをそのお金で買って1年寝かせるだけで9%値上がりが狙えたという事です。つまり何もしないのに8%お金が増えるという事です。それがインフレの本質です。緩和的な環境と言えるでしょう。しかし今はCPIが3%でFF金利が5.25%です。お金を借りてトマトケチャップを買って1年寝かしたら損するのです。

例えば此れがCPIが2%でFF金利が5.25%のままだとしたら更に損をします。其れが金融引き締めの本質なのです。因みに何故トマトケチャップを例えに使うかと言うと、ベン・バーナンキ元FRB議長が日銀に対して何でもよいから買えば金融緩和になると言及した時の例えでトマトケチャップを使ったからです。いずれにせよFF金利水準とインフレ率の関係は重要で、FF金利水準‐インフレ率=実質金利と強引に言える関係です。

つまり実質金利が高くなればなるほどお金を借りてトマトケチャップを買う(投資する)モチベーションが下がり、景況感が悪化します。FF金利水準が5.25%で固定なら、インフレ率は徐々に下がっていきます。そうなると余計実質金利が高くなっていき、景況感が加速度的に悪化するという状況になるのです。其れは勿論FRBも理解しています。だから私は早期利下げの可能性が高いと考えているのです。

今週もお疲れさまでした。今週は日曜日から風邪をひいてしまいずっと寝込んでいました。ノドが痛いです。皆さんも体調には気を付けてくださいね。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。

2023年11月4週振り返り(パフォーマンス)

おはようございます!週間ではダウ平均が1.27%高、S&P500が1.00%高、ナスダック総合が0.89%高とそろって4週続伸しました。

今週は休場を挟み特に目立ったイベントもなくマーケットも小動きでした。長期金利も4.5%前後で安定的に推移、一時のタームプレミアムが騒がれていた頃とは違い金利市場は落ち着いています。さてマーケットではソフトランディング期待により株価が支えられていると解釈されています。ただ私はソフトランディングに帰結しようがハードランディングになろうが、あまり株価に影響はないと考えています。

ソフトランディングとはその言葉の解釈が難しいですが、経済があまり悪化せずにインフレが収まると定義します。またハードランディングとは経済が悪化してインフレが収まると定義しましょう。ここで経済はこのFF金利水準なら確実に悪化します。問題はその悪化のスピードと深さです。より早くより深く経済が悪化した場合、当たり前ですがインフレ率もより早くより深く鈍化します。

もしハードランディングになったとするならば、確実にFRBの利下げは早まります。今のコンセンサスは来年5月1日のFOMCでの利下げです。しかしより経済が早く深く悪化した場合は前倒しになる可能性が高いです。つまり来年3月20日に利下げと言う流れです。来年5月でもあと半年しかありません。来年3月なら4ヵ月です。つまり此れから半年で利下げがあるとすれば、株は売り込めないのです。

利下げがより近くなれば、株式のバリエーションは上がります。つまりPERが上昇します。2024年末のS&P500の予想EPSは250です。18倍で4500、19倍で4750、20倍で5000です。つまり方向性が重要なのです。何が言いたいかと言うと、此れから半年間は利下げを睨みバリエーションが上昇していきます。そうなれば景気悪化により多少予想EPSが下がったとしても株価は下支えされるのです。

つまり下がれば買いなのです。それは昨年の相場とは違います。昨年はまだ先の見えない利上げの繰り返しから株価は下落トレンドでした。つまり下がっても買いではありませんでした。しかし今年は利上げの終わりが確認され、更に利下げの始まりも見え始めています。もう株価の下落トレンドは終わったのです。だから10月25日、株価が十分に下がった時、私はポートフォリオの株式比率を上げています。

相場の下落トレンドが確実に終わったと感じたのは今年の3月30日でした。それまで私はポートフォリオの株式比率を20%と最低限にして下落相場に耐えていました。しかし3月30日以降徐々にポートフォリオの株式比率を上げて10月25日には70%にしています。昨年のファンドのパフォーマンスは0.2%でした。あの下落相場でプラスのリターンを確保できたのは本当に運が良かったです。

そして今年は10%近いリターンを得られそうです。そして2019年2月から始まったファンドの累計リターンも40%をゆうに越します。私は今までのパフォーマンスに満足しています。そしてこれからもパフォーマンスを出していく為に日々の積み重ねを大事にしていきたいです。このファンドの目標リターンは20年で倍です。それは簡単なようで長い道のりです。

今週もお疲れさまでした。今週は誕生日を迎え、前夜祭としてアキバのセッションバーで遊んできました。またギターの練習も毎日3時間くらいしています。ただ指が少し痛くなってきてペースを落とそうと思います。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。

2023年11月3週振り返り(ポイントオブリターン)

おはようございます!週間では、ダウ平均が1.94%高、S&P500が2.24%高、ナスダック総合が2.37%高とそろって3週続伸しました。

今週は10月CPIの発表がありました。前年同月比では3.2%と予想3.3%前回3.7%を下回り、前月比でも0.0%と予想0.1%前回0.4%を下回りました。またコアも前年同月比では4.0%と予想4.1%前回4.1%を下回り、前月比でも0.2%と予想0.3%前回0.3%を下回りました。総じてディスインフレは順調に進んでいると言えるでしょう。其れを受けマーケットも好感し今週S&P500は4500ポイントを上回りました。

直近のディスインフレはFRBの利上げ効果がじわじわと効いてきている査証だと思います。景況感も徐々に悪化してきていて、先週分新規失業保険申請件数は23.1万件と予想22.0万件前回21.8万件を上回り、先週分失業保険継続受給者数も186.5万人と予想184.7万人前回183.3万人を上回り21年11月以来2年ぶりの数値です。此処で景況感の悪化はネガティブではありません。悪化すればするほどFRBの利下げが近づくのです。

今の利下げ開始の時期のコンセンサスは来年の5月ですが、指標次第では3月も在り得ると考えています。そうなるとバリエーション、つまりPERが上昇します。現在のS&P500のPERは約18倍ですが、緩和を見込むとなれば20倍も見れます。そうなると此処から株価は10%程度上昇する余地があります。つまりS&P500で5000ポイントもそう遠くはない未来に達成されるでしょう。

ところで2022年1月2週振り返りのタイトルはポイントオブノーリターンでした。つまりナス100はその当時の15600ポイントを暫くは上回らないと記載しています。その通り2年近くその15600ポイントを上回りませんでした。しかし今週明確に15600ポイントを上回ったのです。ですから今週こそナス100の上昇の起点だと考えています。やはりGAFAMは強いです。そして緩和が来て金利が下がればグロース株もある程度は戻るでしょう。

成長性を勘案すれば、ナス100は魅力的な指数になりました。ですから私はポートフォリオの20%をナス100で埋めています。また株式のエクスポージャーも70%と最大限取り得る割合で保有しています。2021年10月私はインフレ亢進によりFRBが利上げを急ぐ可能性を考慮し株式のエクスポージャーを最低限にしました。そして今年の3月後半から徐々に株式のエクスポージャーを上げ先月末に70%としたのです。

何故そのような事が可能かと言うと、私は大げさに言えばFRBのスタンスしか見ていません。他は雑音だと思っています。サロンに入る時、必ずFRBの仕組みについて説明してきました。FRBのデュアルマンデートは雇用の最大化とインフレの安定化だと。そしてここ数年のインフレ亢進はFRBの利上げを促進してきました。それが株価を抑制してきたのです。しかしインフレも先述の通り安定してきました。

今回の最後の利上げは今年7月となり後は暫くFF金利をこの5.25%でキープします。ただ確実に言える事は次のアクションは利下げです。利上げの効果よって雇用が悪化してくるからです。其れを見込んで私は今年の3月後半から徐々に株式のエクスポージャーを上げてきました。それが出来るのは自分がパウエル議長だったらどうするか、常に考えてきたからだと思います。

今週もお疲れさまでした。来週私は44歳の誕生日を迎えます。サロンを始めたのが39歳でした。もう5年も経ったという事です。沢山の事がありましたが何より成長できた事が財産です。そしてこれからも成長していきます。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。

2023年11月2週振り返り(上がるのを待つだけ)

おはようございます!週間ではダウ平均が0.65%高、S&P500が1.31%高、ナスダック総合が2.37%高と3指数がそろって2週続伸しました。

今週は特に目立った経済指標もなく平穏な日々が続きました。株価も週では殆ど動いていません。その中で2点挙げるとすると、30年債入札とパウエル議長発言でした。まず30年債入札は不調で、金利が長期を中心に上昇しています。個人的には超長期は以前の振り返りで書いた通り、高インフレ、高成長を見込み下がりにくくなっていると思います。つまりリーマンショック前の時代に戻ると考えています。

となれば30年債利回りは5%前後で高止まりする可能性が高いです。一方10年債に関しては2年債と30年債の間に在りその両方に影響されます。30年債利回りが高止まりするならばその影響は受けるでしょう。一方2年債利回りは5%前後ですが、いずれ利下げがあるので確実に低下していきます。つまり逆イールドが解消されスティープされたイールドカーブにいずれなると考えています。

逆イールドの解消が大きなショックに繋がると言われていますが、私はそうは思いません。今回の下落相場はインフレが問題点であり、それが解消するならば世界は良い方向に向かうからです。インフレ亢進は山場を越えました。あとは景気が若干の悪化をしながら2%へ向かっていきます。そうなればFRBは緩和の余地が生まれます。来年半ばまでには確実に利下げがあるでしょう。

利下げまであと半年なのです。此れからの半年は経済指標が悪化していきますが、利下げ期待に寄りマーケットは下がらないと考えています。いずれにせよ来年にはイールドカーブは2年債4%‐10年債‐4.5%‐30年債‐5%と言うようなスティープした順イールドになると考えています。それに関連してパウエル議長発言は、一応タカ派と受け止められたようです。利上げを含んだ発言から2年債利回り中心に上昇しています。

FOMCでは10年債利回りの上昇に対して懸念を示しました。その時の10年債利回りは5%近かったです。しかし今は4.6%程度、それならば警戒する発言もなくなります。何故10年債利回りの上昇を警戒するかは地銀なんだと思います。3月に銀行危機が訪れたようにバランスシートが脆弱な地銀が多くあります。また商業用不動産も金利上昇によって借り換えが厳しくなってきていて、その商業用不動産を地銀は多く抱えているのです。

そうなると10年債利回りが上昇すると、いらぬ危機が訪れる可能性があります。それをパウエル議長は警戒しているのです。ただ10年債利回りは此処から大きな上昇もないと考えています。何故なら雇用統計を中心に指標が悪化しているからです。10年債利回りは①期待インフレ②景況感の係数です。景況感が悪化すればその上昇は抑えられるでしょう。ただし大きな低下もないと思います。それは2年債がまだ5%程度で推移しているからです。

つまり2年債が利下げを織り込み始め低下していけば10年債利回りは低下する可能性が高いと考えています。此処ではじめに述べた通り10年債利回りは2年債利回りと30年債利回りはの中間に位置します。30年債の上昇圧力と2年債の低下圧力の両方受けるのが10年債利回りなのです。回りくどく説明しましたが、10年債利回りは一旦のピークを打ったと考えていて、今の近辺で暫く推移すると考えています。

それは株式にとってフェイバーです。不安定な債券市場の動きは株式市場にも影響するからです。リスクフリーレートの10年債利回りがピークを打ったとすれば株式の下落する可能性は低くなります。そして繰り返しますが来年は利下げがあります。其れに向かい株価は下支えされていくでしょう。だから私は強気を継続するのです。もう買い切りました。あとはのんびり上昇していくのを眺めていきたいですね。

今週もお疲れさまでした。ギターを購入したんですが、ちょこちょこ壊れるので楽器屋に直してもらいに行っています。まるでメンヘラギターですがそこが可愛いと逆に思っています。沢山練習しているので拗ねないでほしいです。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。

2023年11月1週振り返り(自信を持って)

おはようございます!週間ではダウ平均が5.07%高、S&P500が5.85%高とともに3週ぶりに反発し、ナスダック総合は6.61%高と4週ぶりに反発しました。

先週私はラストショットを撃ちました。エクイティのエクスポージャーを60%から70%へ高め、取り得る最大限の強気のポジションを構築したのです。そして今週マーケットは大きくリバウンド、結果的に底を買えました。勿論勝ち目はありました。金利が落ち着き、下院議長も決まり、中国が財政出動したからです。特に金利に対しては経済指標が軟化の兆候を示していたので、自信がありました。

そして今週の経済指標は総じてコンセンサスを下回っています。10月ISM製造業景況指数は46.7と予想49.0前回49.0を下回り、直近4ヵ月の良化傾向を明確に否定。10月雇用統計も非農業部門雇用者数は15.0万人と予想18.0万人前回29.7万人を下回り、また失業率は3.9%と予想3.8%前回3.8%を上回り悪化しています。正にバッドニュース イズ グッドニュースが体現されました。では何故バッドニュースが必要だったのでしょうか。

それは強すぎる経済は長期金利の上昇に寄与するからです。直近の懸念材料は長期金利の一点、その長期金利は先週まで5%にタッチする展開でした。それが指標の悪化やFOMCの通過により4.5%台まで急低下したのです。強すぎる景況感はFRBにとって追加利上げを意味するものであり、株式市場には歓迎されません。其れより今必要な事はある程度の指標の悪化です。指標の悪化はFRBの姿勢を軟化させます。

もう少し直喩的に言えば、指標の悪化は利下げが近くなる査証なのです。FRBとしては利上げ効果が出てきたことに自信を深めるでしょう。そしてインフレ率は確実に下がります。あとは利下げという時を待つだけなのです。そして利下げが見え始めればマーケットは下がりません。7月が最後の利上げになったとすれば、来年前半には利下げが行われる可能性が高いです。つまり此処からの半年は株は下がりにくくなるという事です。

私は先週の押し、バリエーションの訂正が最後の買い場だったと考えています。今後は指標の悪化に伴い長期金利が落ち着き、バリエーション、つまりPERが上昇していくでしょう。具体的にS&P500で17倍程度が20倍程度まで上昇していくとすると、EPS250×PER20倍=5000ポイントをここ半年で目指していくと想定しています。今週の指標の悪化はその自信を深めてくれました。

マーケットとは景気のサイクルなのです。通常の景気のサイクルは金融相場→業績相場→リセッションと言う流れです。しかし今回はイレギュラー、金融相場の後にインフレ亢進によってFRBの急速な利上げが行われました。それが下落相場となったのです。その下落相場の次はFRBの利下げによる金融相場が訪れます。我々はやっとその入り口が見え始めた、つまり下落相場の終わりを体験しているのです。

そしてポートフォリオマネジメントとは下落相場を回避する為にあると言って過言ではないでしょう。その下落相場が終わりを見せるならば、今は強気、新しい相場が始まるのを待つ段階だと私は理解しています。だからこそ先週の押しは絶好の買い場と私は言えたのです。其れが分かるには日々マーケットをウォッチし続けなければなりません。そして私は続けます、淡々とした日々の積み重ねを。

今週もお疲れさまでした。今週は浦和から川口へ引っ越したり、ギターを買い直したり、バタバタしていました。ただポジティブな事なので楽しく過ごせました。特にギターはしっかりしたものを買ったので練習を頑張ろうと思っています。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。

2023年10月4週振り返り(下がれば買い場)

おはようございます!週間ではダウ平均が2.14%安、S&P500が2.53%安とともに2週続落し、ナスダック総合は2.62%安と3週続落。年初来ではダウ平均が2.20%安となり、S&P500が7.24%高、ナスダック総合が20.80%高となりました。

PCEデフレーターは前年同月比3.4%と予想3.4%前回3.4%と一致、PCEコアデフレーターは3.7%と予想3.7%と一致も前回3.8%を下回りました。ディスインフレは順調に進んでいると言えるでしょう。ただしマーケットの話題はGAFAM+NTの決算後の株価の反応でした。まず先週発表されたテスラ、一言で言えばダメ決算でした。営業利益率が7-9月期に前年同期の17.2%から7.6%に低下し、伝統的な自動車メーカーと同様の水準になってしまいました。

またサイバートラックも暫くは利益が出ないと言うコメントがあり、期待をそがれた格好です。次にマイクロソフト、利益売上高共にコンセンサスを上回り、好決算だったと思います。一方同日に発表されたグーグルの親会社アルファベットは利益売上高共にコンセンサスを上回りましたが、クラウドが予想に届かず株価は大きく売られています。次のメタも利益売上高共にコンセンサスを上回り好決算でしたが見通しが厳しく株価はまた売られました。

最後にアマゾン、利益売上高共にコンセンサスを上回り好決算、此方は素直に買われています。何というか普段だったら買われるような決算でもケチがつき、特にグーグルは決算発表翌日10%近く売られたのが印象的でした。何が起きているかは、バリエーションの最後の訂正だと考えます。パフォーマンスが良かったGAFAM+NT中心に決算をきっかけに売り込まれているのです。

バリエーションの訂正とは具体的に言うとPERの訂正です。金利高によってリスクフリーレートが上がり、株価にプレッシャーを与えていました。最後の砦だったGAFAM+NTまでもその影響が出たという事です。ここで繰り返しますが、今回の下落は全体的にPERの訂正であり、EPSサイドは好調です。株価はPER×EPSで表現されます。EPSは今回の決算の80%が好調と言うデータが示すように良化しています。

あくまで今回の下落は金利上昇によるバリエーションの訂正なのです。以前週の振り返りで成長が金利に打ち勝つ世界というタイトルで、金利上昇を株価が越えていくという表現をしました。株価は一時的に調整していますが、その意見は今でも変わりません。しかもその金利も落ち着いてきており、一時5%を越えた10年国債利回りは4.8%台で推移しています。となれば下がれば買いなのです。

実際私も10月25日にポートフォリオの比率を変え、エクイティのエクスポージャーを最大の70%まで上げています。短期的には不安定な状況が続くでしょうが、長期で見れば絶好の買い場だと考えたからです。具体的にはナス100を10%加え、先進国債券を10%売り、推奨ポートフォリオはMSCIコクサイ50%ナスダック100-20%先進国債券20%(為替ヘッジ有)金10%(為替ヘッジ有)となりました。

また金曜日はイスラエル‐パレスチナ問題が再燃し、マーケットはダウ中心に下げていますが、良い材料も表れ始めてきています。まずは先ほど述べた金利、ピークを付けた格好になっています。次に難航していた下院議長の選出、マイク・ジョンソン氏で決まりました。また中国も財政出動、状況は良化してきているのです。また来年利下げがあるとすれば今後は株を売り込みにくくなってきます。

何か危機的な事が起こらない限りは、下がれば買いで良いと考えるのです。出来る事はしたので、あとは時間が経ち、状況が良化していくのを待ちます。株価が下がるのは正直あまり良い心持ではありませんが、致し方ありません。重要なのはそれにどう対応するかだと考えています。昨年の下落相場が終わったとすれば、押し目は買いと信じたいです。それが私の正直な心境です。

今週もお疲れさまでした。週末はATSバンドのリハーサルが久しぶりにあります。下がっている相場の事だけを考えても生産性がないので、一旦リフレッシュしてこようと思っています。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。

2023年10月3週振り返り(ただただ厳しい)

おはようございます!週間ではダウ平均が0.86%安と反落し、S&P500が2.39%安と3週ぶりの反落。ナスダック総合は3.16%安と2週続落しました。

ただただ厳しい、状況は理解しています。長期金利が上昇して株価が下落しているのです。長期金利の上昇の理由は景況感の良化と財政規律の悪化です。特にイスラエル、ウクライナ支援などの為にバイデン大統領は1060億ドルの緊急予算案を要請しているように財政規律の悪化は歯止めが効かないように感じられています。また下院議長の選出も不透明感を増していて、政府閉鎖への警戒感もあり米国債の信用度が下がっていることも要因です。

景況感の良化は良い金利上昇、財政規律の悪化は悪い金利上昇、と言えますがその両方の要因で長期金利の上昇は説明できるのです。いずれにせよ長期金利は一時5%をタッチしました。そうなると当然株価は下落します。特に厳しいのが、ハイパーグロース株と配当株です。特に配当株は、10年債を買えば5%ほぼ無リスクで10年間運用できるため、その意義が薄れてきています。

また金曜日はGAFAMさえ下落して終えています。それはイスラエル問題が複雑化する中、週末のリスクを負いたくない向きがポジションを解消したことが要因です。何処にマネーが逃げているかも理解しています、現金です。正確に言うと譲渡性預金(CD)やT-bill、MMFです。これらの商品は半年ほぼ無リスクで年利5%以上のリターンが得られます。つまり株式と債券両方からお金が逃げ現金に集まっていることが分かります。

また木曜日のパウエル議長発言も重しでした。それまでFRB高官は長期金利の上昇は金融環境のタイトニングを示しており、追加利上げの必要性が薄れたと発言するようになりました。パウエル議長もそこは同じでしたが、長期金利の上昇に関しては『見守るしかない』と警戒感を示さなかったのです。個人的に長期金利の上昇に関して、地銀のバランスシートと商業用不動産を不安視しています。

今年3月の銀行危機は地銀が保有する債券の評価損がフォーカスされました。其れがこの長期金利の上昇によって再燃する可能性があります。また商業用不動産はローンを組んでおり借り換えにより借入金利に耐えられない物件が多くなっています。そして商業用不動産は主に銀行が保有しているのです。此れは確かに金融環境をタイトニングさせると言えますが、あらぬ危機を招く可能性があります。

ここで消費は強く景況感は良いです。それだけが金利上昇の要因なら成長が金利に打ち勝つ世界に自信が持てます。しかし、イスラエル問題や財政規律の悪化が状況を複雑に絡み合わせています。個人的にはまだ強気を維持していたいとは考えています。いずれそれらの問題は解決していくからです。イスラエル問題もいずれは落ち着くところに落ち着くでしょう、下院議員もいずれは決まるでしょう。

そしてそれらが解決すればセンチメントは良化していきます。また来週以降はGAFAMの決算があります。強い成長が確認できれば、状況は変わってくると考えています。其処に私は期待しています。ただし長期金利の動きに振り回される日々はもう少し続くと考えています。私もあまり良い気分ではありません。ただ出来る事は現状を理解し、そして投資判断に結びつける事です。私はそれを続けていきます。

今週もお疲れさまでした。浦和のセカンドハウス件事務所を引き払い実家の川口に戻る事にしました。結果3ヵ月の居住でしたが、沢山の変化がありとても良かったと思っています。気持ちよく実家に帰ろうと思っています。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。